紫外線量で色が変わり、子供の外遊びにも安心なラバーバンド。
手軽に楽しめるアクセサリーとして親しまれているラバーバンドは、ファッション以外の用途はほとんどないというイメージがあります。
しかし近年、夏のレジャーやアウトドア、子供の外遊びのなどの際に身に着けられる、紫外線で色が変わるラバーバンドが開発され、人気を集めています。
紫外線量で色がわかるラバーバンドとはどのようなものなのでしょうか。
「クロミック現象」で色が変わる
紫外線で色が変わるラバーバンドは、外部刺激を受けて色や光の反射率などが変化する「クロミック現象」を起こす物質を材料に含んでいます。
クロミック現象を起こす物質のことをクロミック物質といいますが、クロミック物質のなかには紫外線ではなく、電気、熱、圧力などに反応するものもあります。デジタル時計などに使う液晶や調光ガラスはクロミック物質を使った身近なアイテムです。
クロミック物質の特徴は、外部刺激を受けて色などが変化するものの、一定の条件を満たすと元の状態に戻り、再度刺激を与えると変化を起こすことです。このような特徴から、クロミック物質を使った紫外線で色が変わるラバーバンドも、何度も繰り返し使うことができます。
紫外線とは
紫外線は太陽光などに含まれる目に見えない光(不可視光線)の一種です。強い殺菌力があるため、病院や研究室などで紫外線を出すUVランプが使われるなど身近で有用な存在ではありますが、長時間・大量に浴びると日焼けするだけではなく、皮膚ガン、白内障などの原因になることもあります。
紫外線に対する体制には個人差がありますが、子供は体の機能が未熟なため紫外線の害を受けやすく、紫外線量が多くなる夏などは紫外線対策が必要となります。
使用するメリット
紫外線で色が変わるラバーバンドは紫外線の量が多いほど色が濃くなるため、紫外線の強さを簡単に確認することができます。紫外線量がわかるとどの程度対策をすればよいかがわかるだけではなく、紫外線対策を始めたほうがよい時期などを判断する目安にもなります。
ラバーバンドは軽くて柔らかいため、子どもの外遊びやスポーツ時など、人と接触する可能性があるアクティブなシーンでも安心して身につけることができます。
まとめ
紫外線量で色が変わるラバーバンドは雑貨店や100均などで購入することができます。気軽なファッションアイテムとして楽しみながら紫外線対策に役立てることができるので、紫外線量が多くなる初夏から秋ごろまではもちろん、冬や春など季節に関係なく活用できるのではないでしょうか。