注文前に知っておきたい。ラバーバンドの注文時の注意点や受け付けてもらえないケースは?
ラバーバンドのデザインは注文を確定し、生産を始めた後はキャンセルや変更が出来なくなります。入金後や制作後のトラブルを防ぐためにはどのような点に注意すればよいのでしょうか。
また、注文を受け付けできないケースにはどのようなものがあるでしょうか。
著作権に注意
ラバーバンドの制作でもっとも注意したいのは著作権問題です。
依頼者本人がオリジナルでデザインを作成する場合、デザインの著作権は依頼者にあるため問題ありませんが、デザインの著作権が依頼者以外に帰属している場合は注文前に制作許可を取るようにしましょう。著作権の譲渡を受けている場合も、著作物の使用範囲にラバーバンドが含まれているかどうかを確認する必要があります。
また、弊社では入稿されたデザインの改変は基本的に行いませんが、ラバーバンドの特性上必要な改変を行うことがあります。弊社で原稿作成を行う場合も同様です。
最終デザインや改変内容について確認し、権利関係に問題がない状態で注文してください。
受け付けできないケース
ラバーバンドのデザインなどによっては制作を受付できないケースがあります。
【著作権の侵害が懸念される場合】
ブランドのコピー品はもちろん、ブランドロゴやマスコットキャラクターなどを使用したデザイン、特定の作品をイメージする配色と文字を組み合わせたデザインなど、著作権の侵害が懸念される場合は受け付けできないことがあります。
【わいせつ図画に該当するおそれがある場合】
性的な表現を含むイラストを使用しているなど、わいせつ図画に該当するおそれがある場合、注文を受け付けできません。
わいせつ図画の定義は「いたずらに性欲を刺激・興奮させること」「普通人の正常な性的羞恥心を害すること」「善良な性的道義観念に反すること」と曖昧であるため、具体的に「このような内容であれば問題ない」と申し上げることはできませんが、刑法175条「わいせつ物頒布等の罪」に該当した場合、2年以下の懲役又は250万円以下の罰金、もしくは懲役及び罰金が課せられることとなりますので注意が必要です。
このほか、社会通念上不適切と思われる場合は受け付けできません。
まとめ
ラバーバンド制作業者は、デザインによって起きたトラブルについて一切の責任を負いません。トラブルの内容によっては訴訟などに発展するケースもありますので、注文前に権利関係やデザイン内容の確認を行いトラブルを防ぎましょう。